東三河の人の声

私はバイクが好きなのですが、ツーリング中に新潟県で、中越地震に遭遇しました。その際に地震で山林が崩壊している様を目の当たりにして、林業というものに関心を持つようになり、当時の鳳来町（現在の新城市）の会社に就職しました。その後、現場で一から林業を学び、現在は自らの会社「合同会社新城キッコリーズ」を立ち上げ事業を行っています。

今はまだ丸太が高く売れる時代ではないので、お金儲けのために林業に従事したわけでは無いです。森林を守ることは川を守るということ。それは下流域のまちや人を守るということなんです。
自らの手で自然環境や人々の暮らしを守っている自負。
それが林業を営む理由です。

現在は自らの会社の立ち上げを行っていますが、Ｉターンで林業の会社を起業した人はいません。そういうチャレンジができること自体が面白いですよね。スギ、ヒノキを植え、伐採するだけの林業から、自然環境を守り、森の恵みや価値を再認識する「森林業」を目指す新たなチャレンジが始まっています。